加茂高等学校 地域貢献

天体観測室

(同窓会だより「蒼生(ひとくさ)」第11号 平成20年7月発行より抜粋)

  天体観測室(ドーム)は、母校特別教室棟の屋上北側に設置されている。
  昭和46年9月、校舎新築の記念事業である、新校舎にふさわしい施設として天体観測室が完成した。
 ドーム内には、ニコン製の15センチ天体屈折望遠鏡が据えてある。360度の回転式、 捕らえた星を自動的に追跡したり、拡大した写真撮影も可能である。
  観測室開き記念として、新潟大学理学部教授栗原正次先生を招き、生徒対象の講演会「宇宙について」を開催。
新校舎建築を念願した「増改築期成同盟会」諸先輩方の気持ちに、「生徒に希望を与える施設が必要」との先見の明があったのであろう。
  観測室が出来て37年、機械であっても当然故障の出る歳月を経過している。
夜間観測には、合宿所を利用したとしても多々制約もあろうが、何とか工夫して、活用して戴きたいものである(注1)。
  米国のスペースシャトル「ディスカバリー」が国際宇宙ステーションにドッキング成功。
日本人宇宙飛行士の活躍が伝えられる。宇宙への関心が一つ一つ現実味を帯びて語られるこの頃である。
  現在でも県内の県立高校の中で、天体観測室のある学校は長岡高校・新発田高校・加茂高校の3校だけ(注2)である。
  生徒の皆さんには、ぜひ誇りを持って、夜空の星を通じて未来への夢と“きぼう”を膨らませてほしいものである。

(注1) 皆既日食が久しぶりに国内で観測された平成21年7月22日、本校天文部では部分日食の観測を行った。
また、夏季休業を利用して、恒例の泊まりがけ夜間天体観測も予定している。
(注2) 平成21年7月現在、他の2校では校舎新築に伴う解体や使用不能とのことで、
本校の天体ドームが県内高校で唯一可動している。県や本校の財産としてだけではなく、地域の財産としても有効に利用してゆきたい。